
ISO/IEC 17025 取得スケジュールについて
ISO/IEC 17025の取得までの期間は、
自社で独自に取り組む場合と、コンサルティング支援を受ける場合とで、
準備期間に大きな差が生じます。
また、企業規模や品質保証部門の体制・対応能力によっても進捗に違いが出ます。
■ 独自で取り組まれた企業の事例
私が指導させていただいたある企業様も、当初は自社でISO/IEC 17025の取得に挑戦されていました。
手探りで準備を進めておられましたが、1年が経過してもシステムが完成せず、
「思うように進まない」とのご相談を受けました。
これは、通常業務をこなしながらISO構築を進めなければならないため、
無理もないことです。
その後、弊社にコンサルティングをご依頼いただき、
お互いの理解を深めながら1年間の指導を実施。
最終的に審査を受け、無事ISO/IEC 17025の認定を取得されました。
■ 自社対応とコンサル支援の違い
自社のみで取り組む場合、どうしても「自己流」の構築になりがちです。
ISO/IEC 17025は自己流でも取得は可能ですが、
取得後の運用において、その自己流の仕組みが長期間続き、
やがてどこかで見直しや再構築が必要になるケースが多く見られます。
このとき、再整備には多大な労力と時間がかかるのが実情です。
したがって、初期段階から専門コンサルタントの支援を受けることをお勧めします。
ISO/IEC 17025 取得スケジュール
新たに「令和8年6月認定目標」のスケジュールを作成しました。
ダウンロードしてご活用ください。
(自社の取得予定に合わせて自由に修正可能/Excel版)
※同業者の方のダウンロードはご遠慮ください。
👉 ISO17025認定構築スケジュール070701 ダウンロード
弊社のISO/IEC 17025 コンサルティング指導内容
ISO/IEC 17025の認定取得の声が役員から上がり、
半年間の社内検討を経て正式に取り組みが決定したケースを例に、
指導内容の概要を以下に示します。
主な構築項目と具体例
| 項目 | 具体的内容 |
|---|---|
| 会社会議での決定 | 社内でISO/IEC 17025認定登録に取り組むことを正式決定 |
| 組織体制の整備 | 品質管理者・技術管理者・試験/校正証明書発行責任者を各2名選出 |
| 推進リーダーの任命 | 品質管理者・技術管理者・証明書発行責任者を正式任命 |
| ISO情報の入手 | ISO/IEC 17025要求事項および参考文献の購入・理解 |
| 施設・設備確認 | 試験室・校正室の環境条件、試験機器・補助機器の状態確認 |
| スケジュール設定 | 研修・構築・審査に向けた年間スケジュール策定 |
| 技能試験参加の決定(重要) | 社外技能試験への参加計画を立案 |
| 認定機関の選定 | 審査機関(例:NITE、JAB、PJLAなど)の決定 |
| 法令・要求事項の確認 | 関連法令および認定機関の要求事項を特定し確認 |
| 要求事項理解研修 | ISO/IEC 17025要求事項の理解促進のための社内研修実施 |
| 文書作成(最重要) | 品質マニュアル、品質・技術管理規定、各種手順書・記録様式を作成(※時間をかけすぎないことが重要) |
| 主要文書例 | ①品質マニュアル/②品質・技術管理規定/③標準操作手順書(試験・校正・不確かさ推定・設備管理・技能試験・証明書発行)/④内部監査チェックリスト/⑤内部監査員認定試験問題/⑥運用記録様式原本 |
| 力量認定 | 試験員・校正員の教育訓練および資格認定 |
| 不確かさの算出(重要) | 不確かさの推定手順・算出方法の理解と仕組み化 |
| 試験・校正データ取得 | 約10件の試験・校正を実施し、データをファイル化 |
| 模擬試験・校正の実施 | ①準備 → ②実施 → ③結果確認 → ④証明書発行 → ⑤台帳登録 |
| 日常運用(最重要) | ISO/IEC 17025に基づく運用記録の作成・維持 |
| 内部監査体制構築 | 2か月に1回の内部監査実施を仕組み化(短期研修のみでは不十分) |
| 内部監査実施 | 内部監査員の力量教育・資格認定および内部監査の実施 |
| マネジメントレビュー | 年1回以上のマネジメントレビューを実施し、改善を促進 |
