ISO 17025(試験所および校正機関の認定要件)の取得で悩む主な理由
- 文書化・記録の不備
- 品質マニュアルや手順書が不十分、または実態と合っていない
- 必要な記録(校正記録、試験データ、内部監査記録など)が不足している
- 文書管理のルールが不明確で、最新版が徹底されていない
- 技術的要件の不備
- 試験・校正方法のバリデーション(妥当性確認)が不十分
- 測定の不確かさ(Measurement Uncertainty)の評価が適切でない
- 参照標準や機器のトレーサビリティが確保されていない
- 設備や環境条件(温湿度、振動など)の管理が適切でない
- 人員・教育の問題
- 担当者のスキル・知識が不足している(教育・訓練が不十分)
- 責任者や管理者の役割が明確でない
- 内部監査員の知識・経験が不足し、適切な監査ができていない
- 内部監査・マネジメントレビューの不備
- 内部監査が形骸化しており、問題点が改善されない
- マネジメントレビューの頻度が少ない、または具体的な改善につながっていない
- 是正処置が形式的で、根本原因の分析が不足している
- 外部審査への準備不足
- 審査前の模擬審査やギャップ分析を行っていない
- 審査で指摘された不適合への対応が遅い、または適切でない
- 審査員への説明が不十分で、意図が正しく伝わらない
- 組織全体の意識の欠如
- ISO 17025の取得が形式的な目標になり、実務に根付いていない
- 経営層のコミットメントが弱く、リソース(人員・設備・時間)が不足している
- 現場と管理部門の連携が取れていない
- 継続的改善ができていない
- PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルが機能していない
- 不適合が繰り返され、過去の問題を適切に改善できていない
- 取得後の維持管理が不十分で、更新審査で問題が発生する
これらの点を事前に確認し、適切に対策を講じることで、
ISO 17025の取得・維持の成功率を高めることができます。